初心者向け講座
「お絵かきロジック」や「ピクロス」、「ののぐらむ」など名称は様々ですが基本的なルール・遊び方は変わりません。遊び方を覚えてしまえばどんなお絵かきロジックも解けるようになります。
そこで今回はお絵かきロジックのやり方・解き方を簡単にご説明いたします。使用したアプリはこちらの『ノノグラム・カタナ』です。
※この記事に掲載されているアプリは記事を書いた時点での価格・情報となります。場合によっては価格が変動・ストアから削除されている可能性がありますのでApp Store、Google playでお確かめください。
ルールと解き方
基本的なルールは縦と横の数字をヒントにマスを塗りつぶしていき、一つの絵を完成させます。正しく解ければ数字のヒント通りぴったりマスにおさまりますが、どこかでミスをすると塗りつぶすマスに矛盾が生じることになります。
実際に問題を解きながら解説していきましょう。まずはこの問題をご覧ください。
例題.1
初めて解く人にとってはわけがわからないかもしれませんが、とても簡単なのでゆっくり解いていきましょう。
まず、縦と横の数字は黒く塗りつぶせる数を表しています。その数字と同じ行や列に黒く塗りつぶせる箇所があるということです。
まずは一番数字の大きい「5」から注目してみましょう。(最大数や「0」などの数字から解いていくのがセオリー)
この問題のマスは5×5のサイズなので3つの「5」の行は確実に塗れることがわかります。
実際に塗ってみるとこうなります。
3つの「5」の行を塗っただけで、さらに真ん中3つの列(「1,1,1」)もすべて埋まりましたね。
赤枠のように確実に塗ることのできない箇所は「×」などでわかりやすくマークしておくと問題が解きやすくなります(埋められた数字のヒントも「×」で消しておくとわかりやすいです)。
ここまでくればあともう一歩ですね。
残っている数字のヒントの最大数である「3」に注目してみると、マスを埋める箇所は自ずとわかってきますね。
すべての塗るべき箇所が埋まればパズルの完成です!
△ちなみにこれはヘビらしいです・・・笑
ここまでは簡単ですよね?次はもうちょっと難しい問題を解いてみましょう。
例題.2
続いてはこちらの問題を解いてみましょう。
先程と同じく5×5のサイズのマスになっています。さっきの問題よりも数字のヒントが小さめですね。でも安心してください。テクニックさえ覚えれば簡単に解くことができますよ!
この問題で注目すべきはやはり最大数の「3」です。
しかし、先ほどの「5」のようにすべてのマスを埋められるわけでもなく、どこに3つ連続でマスを埋められるかわかりません。だからといって諦めてはいけません。
こういったどこのマスを埋めていいかわからない時にちょっとしたテクニックがあります。
まずは赤枠がついている数字の行に注目してください。数字のヒントは「3」でマスは5マスあります。
マスが青くなっている部分は両端から「3」つ分マスを埋めたことを”仮定”しています。そして両端からマスを埋めたと仮定していき、重なり合ったマス(画像の赤いマスの部分)は確実に塗れるということなんです。逆に捉えれば、重なり合ったマスはどう考えたって塗れなきゃおかしいってことになります。
このテクニックを使えばすべての「3」の行や列で応用できますね。埋めた画像がこちらになります。
埋めたと同時に「1,1」の行と列も埋まりましたので「×」をつけてわかりやすくしておきましょう。
このテクニックは行や列の数字のヒントが”単体”の場合と”複数”の場合では少しやり方が違ってきます。今の問題は数字ヒントが単体でしたが、マスのサイズが大きい問題になってくると数字のヒントが複数になりやすくなります。(※いま解いている問題とは関係なく、もう少し問題のレベルが難しくなった時に使えるテクニックなので読み飛ばしても構いません。)
例えばこういった行の問題があるとします。(わかりやすいように一部分だけ切り取っています。)
パッと見どこを埋めていいかわからないと思いますが、先ほどのテクニックを応用すれば確実に塗れるマスがわかります。
ほとんど数字ヒントが単体の時と変わりませんが、注意点がいくつかあります。
まずは両端から数字ヒントを基に埋めたと仮定していくことは同じです。ただし、数字ヒントが複数存在するため①のように「×」もしっかり仮定する必要があります。
両端から数字ヒントを基に仮定できたら、やはり重なり合う箇所が出てくると思います。ただしここでも注意点があって、仮定した”同じ数字”同士の重なり合いでないと確実に塗ることはできません。例えば数字ヒントの「5」なら、「5」を仮定して重なり合ったマス、つまり3マス分(画像の濃い赤の部分)は確実に塗れるということになります。
このテクニックは難しい問題を解くのに必須になってきますので、早いうちから覚えておくと後で楽になります。「なんのことやらさっぱり」という人(説明が下手なだけしたらごめんなさい笑)は飛ばして簡単な問題から慣れていっても問題ありません。
さて、問題の続きを解いていきましょう。
ここまで解いてきましたよね。ここからはほとんど最初の問題の解き方と変わりません。
注目すべきは「2,2」の行と列です。
縦と横の「1,1」が埋まっていて「×」もついてることにより、横の「2,2」(画像の赤い部分)がすっぽりとおさまりますね。その他の行と列にある「2,2」も同じく埋められることがわかります。
そこをすべて埋めればあっという間にパズルの完成です!
ちょっとしたテクニックさえ使えれば簡単に解けることができますよね!
最後に10×10の問題を解いて終わりましょう!マスのサイズは大きくなりますがやることはいままでとなんら変わりません!
例題.3
マスが大きくなったからってビビっちゃいけません!やることは同じなので平常心でいきましょう!
まずこの問題で注目すべきなのは、数字が何も書いていない列や行がありますね。これは1マスも塗る箇所がないという意味で、ほとんどのお絵かきロジックでは「0」と表記されています。
まずは「0」の行と列に「×」を入れていきましょう。
「×」をつけていくことで問題を解くのに大きなヒントが見えてきます。
手順はいろいろとあってやり方は個人の自由なのですが、ここでは最大数の「6」に注目していきましょう。
先ほどの単体数字のテクニックを使って確実に塗れるマスを割り出していきましょう。
続いて、確実に塗れない箇所を「×」で消していきましょう。
「×」を置いていくことにより、黒く塗れる箇所が見えてきます。
あとはいままでやってきたテクニックなどを使って塗れるマスを塗っていけばパズル完成へと導けることでしょう。
△説明だいぶ端折りましたが大丈夫でしょう!笑
以上がお絵かきロジックの基本的なやり方・解き方になります。これだけのやり方を覚えるだけでも多くの問題を解くことができますよ!アプリもいいですが「お絵かきロジック」の問題集を買って手の側面を鉛筆で真っ黒にもしてみてくださいね!
まとめ
自分ではわかりやすく説明したつもりでも、他の人から見たらわかりづらいかもしれません。私の説明能力はこれが限界です笑。
それにしてもこの『ノノグラム・カタナ』というアプリは問題を解くために非常に親切設計でできています。確実な場所には自動で「×」がつくなど、とても効率的に問題を解いていくことができます。しかし、初心者の方は覚えるためにも手動でつけていくのがいいかもしれませんね!(設定でオフにできます)
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